Firefox 36 for developers

Firefox 36 は、米国時間 2015 年 2 月 24 日にリリースされました。このページでは、開発者に影響する Firefox 36 の変更点をまとめています。

ウェブ開発者向けの変更点一覧

開発者ツール

CSS

HTML

  • <meta name="referrer"> をサポートしました (Firefox バグ 704320)。
  • Firefox では <input> 要素の accept 属性で指定したフィルタが未知の値、すなわち未知の MIME タイプや不正な形式の値でない限り、常にデフォルトで選択されるようになりました。以前は image/*video/*audio/* が指定された場合に限り、デフォルトで選択されていました (Firefox バグ 826185)。

JavaScript

インターフェイス/API/DOM

MathML

変更なし。

SVG

変更なし。

Audio/Video

変更なし。

ネットワーク

  • SPDY/3 のサポートを廃止しました。SPDY/3.1 は引き続き使用可能です (Firefox バグ 1097944)。

セキュリティ

  • RC4 は安全でないとみなすようになり、すべての UI インジケータがそのように対応します。また SSLv3 は Firefox 34 からデフォルトで無効になっていますが、何が起きているかをユーザーが理解しやすくなるように UI を変更しました (Firefox バグ 1093595)。
  • TLS の初期ハンドシェイクで RC4 を提示しないようになりました (Firefox バグ 1088915)。
  • CSP 1.1 の form-action ディレクティブをサポートしました (Firefox バグ 529697)。
  • Firefox のオプションで、Do not track (en-US) の設定ウィジェットを有効/無効の切り替えに戻しました (Firefox バグ 1071747)。

アドオン開発者と Mozilla 開発者向けの変更点

Add-on SDK

ハイライト

  • sdk/test/httpd モジュールを Firefox 36 で削除しました。代わりに addon-httpd npm モジュールを使用してください。
  • sdk/ui ボタンにバッジを付加できます (Firefox バグ 994280)。
  • どこででも sdk モジュールにアクセスできるグローバル関数 require を実装しました (Firefox バグ 1070927)。使用方法は以下のとおりです。
    js
    var { require } = Cu.import(
      "resource://gre/modules/commonjs/toolkit/require.js",
      {},
    );
    

詳細

Firefox 35 から Firefox 36 の間に行われた GitHub コミット

JavaScript コードモジュール

インターフェイス

nsIContentPolicy

新しい定数が nsIContentPolicy に追加され、Gecko 内部とアドオンコードが異なる型のリクエストをより良く区別することができるようになりました。これらは次の通りです。

TYPE_FETCH

fetch() メソッドによって開始された、コンテンツの読み込みリクエストを示す。

TYPE_IMAGESET

<img> (srcset 属性または <picture> 要素を読み込むリクエストを示す。

XUL

変更なし。

その他

過去のバージョン