PerformanceEntry: duration プロパティ

DOMHighResTimeStamp で、パフォーマンス項目の継続時間を表します。具体的なパフォーマンス指標に長さの概念が適用されない場合は、0 の時間を返します。

このプロパティの意味は、このパフォーマンス項目の entryType の値によって異なります。

event

イベントの startTime から次のレンダリングペイントまでの時間です（8 ミリ秒単位に丸めた値）。

first-input

最初の入力イベントの startTime から次のレンダリングペイントまでの時間です（8 ミリ秒単位に丸めた値）。

longtask

タスクの開始から終わりまでの経過時間です（1 ミリ秒単位）。

measure

測定の時間です。

navigation

この項目の loadEventEnd プロパティと startTime プロパティの差です。

resource

この項目の responseEnd 値からこの項目の startTime 値を引いたものです。

以下の種類の項目では duration は適用されず、この場合の値は常に 0 になります。

• element
• largest-contentful-paint
• layout-shift
• mark
• paint
• taskattribution
• visibility-state

次の例では、duration が 0 より大きいパフォーマンス項目をすべてログ出力します。

function perfObserver(list, observer) {
  list.getEntries().forEach((entry) => {
    if (entry.duration > 0) {
      console.log(`${entry.name}'s duration: ${entry.duration}`);
    }
  });
}
const observer = new PerformanceObserver(perfObserver);
observer.observe({ entryTypes: ["measure", "mark", "resource"] });