ReadableStream.pipeThrough()
Experimental
これは実験的な機能です。
本番で使用する前にブラウザー互換性一覧表をチェックしてください。
ReadableStream
インターフェイスの pipeThrough()
メソッドは、変換ストリームまたはその他の書き込み可能/読み取り可能なペアを介して現在のストリームをパイプするチェーン可能な方法を提供します。
ストリームをパイプすると、通常、パイプしている間はストリームがロックされ、他のリーダーがロックできなくなります。
構文
var transformedStream = readableStream.pipeThrough(transformStream[, options]);
パラメーター
- transformStream
- 読み取り可能なストリームと書き込み可能なストリームで構成され、データをある形式から別の形式に変換する
TransformStream
(または構造{writable, readable}
のオブジェクト)。 書き込み可能なストリーム(writable
stream)に書き込まれたデータは、読み取り可能なストリーム(readable
stream)によって何らかの変換された状態で読み取ることができます。 例えば、TextDecoder
ではバイトが書き込まれ、そこから文字列が読み取られ、動画デコーダーではエンコードされたバイトが書き込まれ、非圧縮動画フレームが読み取られます。 - options 省略可
- 書き込み可能なストリーム(
writable
stream)にパイプするときに使用するオプション。pipeTo
(writable, options)
のような呼び出しで使用されます。
戻り値
transformStream
の readable
側。
例外
- TypeError
transformStream
のwritable
および/またはreadable
プロパティは未定義です。
例
次の例(ライブ実行中の完全なコードについては PNG のチャンクをアンパック、ソースコードについては png-transform-stream を参照)では、画像が取得され、そのボディが ReadableStream
として取得されます。 次に、読み取り可能なストリームのコンテンツをログに記録し、pipeThrough()
を使用して、グレースケールバージョンのストリームを作成する新しい関数に送信し、新しいストリームのコンテンツもログに記録します。
// 元の画像をフェッチ
fetch('png-logo.png')
// その body を ReadableStream として取得
.then(response => response.body)
.then(rs => logReadableStream('Fetch Response Stream', rs))
// 元の画像からグレースケール PNG ストリームを作成
.then(body => body.pipeThrough(new PNGTransformStream()))
.then(rs => logReadableStream('PNG Chunk Stream', rs))
仕様
仕様 | 状態 | コメント |
---|---|---|
Streams pipeThrough() の定義 |
現行の標準 | 初期定義 |
ブラウザーの互換性
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