SpeechSynthesisEvent

SpeechSynthesisEvent はウェブ音声 API のインターフェイスで、は、発話サービスで処理された SpeechSynthesisUtterance オブジェクトの現在の状態に関する情報を保持します。

Event SpeechSynthesisEvent

コンストラクター

SpeechSynthesisEvent()

新しい SpeechSynthesisEvent を作成します。

インスタンスプロパティ

以下に挙げたプロパティに加え、親インターフェイスである Event のプロパティが利用可能です。

SpeechSynthesisEvent.charIndex 読取専用

イベントが発生したときに発話されていた SpeechSynthesisUtterance.text 内の文字のインデックス位置を返します。

SpeechSynthesisEvent.charLength 読取専用

発話エンジンが対応している場合、 charIndex 位置の後に発話できる残りの文字数を返します。発話エンジンが情報を提供できない場合は 0 を返します。

SpeechSynthesisEvent.elapsedTime 読取専用

イベントが発生した時点の SpeechSynthesisUtterance.text が話し始めてからの経過時間（秒）を返します。

SpeechSynthesisEvent.name 読取専用

SpeechSynthesisUtterance.text が発話される際に発生する特定の種類のイベントに関連する名前を返します。 mark イベントの場合は到達した SSML マーカーの名前、 boundary イベントの場合は到達した境界の種類です。

SpeechSynthesisEvent.utterance 読取専用

イベントが発生した SpeechSynthesisUtterance インスタンスを返します。

インスタンスメソッド

以下に挙げたメソッドに加え、親インターフェイスである Event のメソッドが利用可能です。

例

js
utterThis.onpause = (event) => {
  const char = event.utterance.text.charAt(event.charIndex);
  console.log(
    `Speech paused at character ${event.charIndex} of "${event.utterance.text}", which is "${char}".`,
  );
};

utterThis.onboundary = (event) => {
  console.log(
    `${event.name} boundary reached after ${event.elapsedTime} seconds.`,
  );
};

仕様書

Specification
Web Speech API
# speechsynthesisevent

ブラウザーの互換性

BCD tables only load in the browser

関連情報