StorageManager.estimate()

安全なコンテキスト用: この機能は一部またはすべての対応しているブラウザーにおいて、安全なコンテキスト (HTTPS) でのみ利用できます。

estimate()StorageManager インターフェイスのメソッドで、ストレージマネージャーに、現在のオリジンが使用しているストレージの大きさ (usage) と、利用可能な空間の量 (quota) を要求します。

このメソッドは非同期的に動作するので、情報が利用可能になると解決する Promise を返します。プロミスの成功ハンドラーは、使用量とクォータのデータを含む StorageEstimate を入力として受け取ります。

構文

js
const estimatePromise = StorageManager.estimate();

引数

なし。

返値

Promise で、これは StorageEstimate 辞書に準拠したオブジェクトに解決します。この辞書には、このオリジンで利用可能なおよその大きさが StorageEstimate.quota (en-US) に、現在使用されているおよその量が StorageEstimate.usage (en-US) に入ります。

メモ: **これらは正確な数値ではありません。**圧縮、重複排除セキュリティ上の理由による難読化などが行われるため、正確な値にはなりません。

quota はオリジンごとに異なることに気づくかもしれません。この違いは次のような要因に基づきます。

  • ユーザーが訪れる頻度
  • 公開されたサイトの有名度データ
  • ブックマーク、ホーム画面へ追加、プッシュ通知の受付などのユーザーのエンゲージメントの印

この例では、使用量の概算値を取得し、現在使用しているストレージ容量のパーセント値をユーザーに提示します。

HTML の内容

html
<label>
  現在、使用可能なストレージの約 <output id="percent"> </output>%
  を使用しています。
</label>

JavaScript の内容

js
navigator.storage.estimate().then(function (estimate) {
  document.getElementById("percent").value = (
    (estimate.usage / estimate.quota) *
    100
  ).toFixed(2);
});

結果

仕様書

Specification
Storage Standard
# ref-for-dom-storagemanager-estimate

ブラウザーの互換性

BCD tables only load in the browser

関連情報