<address>: 連絡先要素

<address>HTML の要素で、この中の HTML が個人、団体、組織の連絡先情報を提供していることを示します。

試してみましょう

<address> 要素の内容で提供される連絡先情報は、その文脈で適切であればどのような形でもよく、必要とされるあらゆる形の連絡先情報(住所、 URL、メールアドレス、電話番号、ソーシャルメディアのアカウント、地理上の座標など)を含めることができます。<address> には、連絡先情報が参照する個人、団体、組織の名前を含めてください。

<address> は様々な文脈で使用することができます。ページヘッダーでビジネスの連絡先を提供したり、<address><article> 要素に入れることで、記事の著者を識別したりすることができます。

属性

この要素にはグローバル属性のみがあります。

使用上の注意

  • <address> 要素、直近の <article> または <body> 要素の連絡先情報を表すためにのみ使用できます。
  • この要素には、公開日(<time> によるもの)のような連絡先情報以外の情報を含めるべきではありません。
  • 一般的に、 <address> 要素は現在のセクションに <footer> 要素があれば、その中に配置することができます。

この例は <address> 要素で記事の編集者の連絡先情報を示す使い方を示しています。

html
<address>
  作者の連絡先は
  <a href="http://www.somedomain.com/contact"> www.somedomain.com</a>
  です。<br />
  バグを発見した場合は<a href="mailto:webmaster@somedomain.com"
    >ウェブマスターへご連絡ください</a
  ><br />
  住所は下記の通りです。<br />
  Mozilla Foundation<br />
  331 E Evelyn Ave<br />
  Mountain View, CA 94041<br />
  USA
</address>

結果

この要素は文字列を <i> 要素や <em> 要素と同じ既定のスタイルで描画しますが、付加的な意味情報として連絡先情報を扱うときに <address> を使用するのがより適切でしょう。

技術的概要

コンテンツカテゴリー フローコンテンツ、知覚可能コンテンツ
許可されている内容 フローコンテンツ。ただし <address> 要素をネストしたり、見出しコンテンツ (<hgroup>, h1, h2, h3, h4, h5, h6), 区分コンテンツ (<article>, <aside>, <section>, <nav>), <header> 要素および <footer> 要素を入れたりしてはなりません。
タグの省略 不可。開始と終了タグの両方が必要。
許可されている親要素 フローコンテンツ を受け入れるすべての要素。ただし <address> 要素は除く (論理的な対称性の原理によれば、親要素である <address> タグは <address> 要素を入れ子にすることができません。したがって、同じ <address> のコンテンツの親に <address> タグを置くこともできません)。
暗黙の ARIA ロール 対応するロールなし
許可されている ARIA ロール すべて
DOM インターフェイス HTMLElement。 Gecko 2.0 (Firefox 4) より前では HTMLSpanElement インターフェイスが提供されます。

仕様書

Specification
HTML Standard
# the-address-element

ブラウザーの互換性

BCD tables only load in the browser

関連情報