Intl.Locale.prototype.baseName

Intl.Locale.prototype.baseName プロパティは、 Locale の文字列表現の部分文字列を返し、そこには Locale についての中核情報が含まれています。

解説

Intl.Locale オブジェクトは、解析されたロケールとそのロケールのオプションを表します。 baseName プロパティは、ロケールに関する基本的な情報を、完全なデータ文字列の部分文字列の形で返します。具体的には、このプロパティは言語を含む部分文字列を返し、文字体系や地域があればそれも返します。

baseName言語 ["-" 文字体系] ["-" 地域] *("-" variant) の形で unicode_language_id 構文の部分文字列を返します。

基本的な例

js
let myLoc = new Intl.Locale("fr-Latn-CA"); // ロケールをカナダのフランス語に設定
console.log(myLoc.toString()); // "fr-Latn-CA-u-ca-gregory" と表示
console.log(myLoc.baseName); // "fr-Latn-CA" と表示

入力文字列のオプション付きの例

js
// 言語を日本語、地域を日本に設定する。

// カレンダーをグレゴリオ暦、時制を 24 時制にする
let japan = new Intl.Locale("ja-JP-u-ca-gregory-hc-24");
console.log(japan.toString()); // "ja-JP-u-ca-gregory-hc-h24" と表示
console.log(japan.baseName); // "ja-JP" と表示

入力文字列を上書きするオプション付きの例

js
// 入力文字列は言語がオランダ語、地域がベルギーであることを示していますが、

// ただし、オプションオブジェクトで地域を上書きしており、オランダに設定しています
let dutch = new Intl.Locale("nl-Latn-BE", { region: "NL" });

console.log(dutch.baseName); // "nl-Latn-NL" と表示

仕様書

Specification
ECMAScript Internationalization API Specification
# sec-Intl.Locale.prototype.baseName

ブラウザーの互換性

BCD tables only load in the browser

関連情報