<mfrac>

MathML の <mfrac> 要素は分数を表示するのに使います。

構文

<mfrac>numerator denominator</mfrac>

属性

bevelled 非推奨

分数を表示する方法を指定します。true のとき分数線は斜線になります。つまりこの場合、分子・分母がスラッシュ (/) を挟んで左右に並ぶことになります。既定値の false の場合、分子は分母の上に載ります。 この属性は、非推奨で将来削除される予定です。代わりに U+2044 (fraction slash) を使用してください。

class, id, style

スタイルシート で装飾を行なう際に使われます。

denomalign 非推奨

分数の下に分母をどう揃えるかを指定します。取り得る値は leftcenter (既定値) と right です。 この属性は、非推奨で近日中に廃止されます。代わりに CSS を用いて text-align を指定してください。

href

特定の URI へのハイパーリンクを設定するのに使われます。

linethickness

分数の水平線の太さ。既定値は medium で、thinthick や、それ以外の length 値 が取り得ます。

mathbackground

数式の背景色を指定するために使われます。#rgb#rrggbbのような 16 進表現のほか、HTML で定められた色キーワードを使用できます。

mathcolor

数式自体 (テキストと分数線) の色を設定するために使われます。#rgb#rrggbb のような 16 進表現のほか、HTML で定められた色キーワードを使用できます。

numalign 非推奨

分数の上に分子をどう揃えるかを指定します。取り得る値は leftcenter (既定値) と right です。 この属性は、非推奨で将来削除される予定です。代わりに CSS の text-align を使用してください。

レンダリングのサンプル (画像): (a/b)/(c/d)

ブラウザーのレンダリング結果: a b c d

html
<math>
  <mfrac bevelled="true">
    <mfrac>
      <mi> a </mi>
      <mi> b </mi>
    </mfrac>
    <mfrac>
      <mi> c </mi>
      <mi> d </mi>
    </mfrac>
  </mfrac>
</math>

仕様

Specification
MathML Core
# fractions-mfrac

ブラウザーの互換性

BCD tables only load in the browser