toTimeString()
メソッドは、英語の人間が読める形式で Date
オブジェクトの「時刻」部を返します。
構文
dateObj.toTimeString()
返値
英語の人間が読める形式で、与えられた日付の「時刻」部を表す文字列を返します。
解説
Date
インスタンスは特定の時点を参照します。toString()
を呼び出すと、英語の人間が読める形式の日付を返します。SpiderMonkey では、この文字列は「日付」部 (日、月、年) と続く「時刻」部 (時、分、秒、タイムゾーン) から成ります。時々、時刻の文字列を得たいことがあるでしょう。そのような場合に、toTimeString()
メソッドが使えます。
ECMA-262 に従って実装されたエンジンは、Date
オブジェクトに対して toString()
メソッドから得られる文字列と異なることがあるため、toTimeString()
メソッドは特に役立ちます。その文字列の表記は実装依存であり、単純に文字列を切り出す方法では、複数のエンジンで一貫した結果を得られない可能性があります。
例
toTimeString() の基本的な使い方
var d = new Date(1993, 6, 28, 14, 39, 7);
console.log(d.toString()); // Wed Jul 28 1993 14:39:07 GMT-0600 (PDT)
console.log(d.toTimeString()); // 14:39:07 GMT-0600 (PDT)
仕様書
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser