SyntaxError: invalid regular expression flag "x"

JavaScript の例外 "invalid regular expression flag" は、正規表現リテラルにおいて 2 番目のスラッシュの後に定義されたフラグが、 g, i, m, s, u, y のどれでもないときに発生します。

エラーメッセージ

js
SyntaxError: Syntax error in regular expression (Edge)
SyntaxError: invalid regular expression flag "x" (Firefox)
SyntaxError: Invalid regular expression flags (Chrome)

エラーの種類

エラーの原因

コード内に、不正な正規表現フラグがあります。スラッシュで囲まれたパターンで構成される正規表現リテラルでは、フラグは 2 番目のフラグの後に定義されます。 RegExp オブジェクトのコンストラクター関数 (2 つ目の引数) で定義することもできます。正規表現フラグは個別に使うこともできれば、好きな順序で複数使うこともできますが、 ECMAScript では 6 つしかありません。

正規表現にフラグを含めるには、次の構文を使用します。

js
var re = /pattern/flags;

または、

js
var re = new RegExp("pattern", "flags");
フラグ 説明
g グローバル検索
i 大文字小文字を区別した検索
m 複数行検索
s . で改行文字に一致できるようにする (ECMAScript 2018 で追加)
u Unicode。パターンを Unicode コードポイントの並びとして扱う。
y 対象の文字列の現在の位置から一致を探す "sticky" 検索。 sticky を見てください。

有効な正規表現フラグは 6 つしかありません。

js
/foo/bar;

// SyntaxError: invalid regular expression flag "b"

正規表現を生成するつもりでなくても、 2 つのスラッシュを含む式は正規表現リテラルとして解釈されます。

js
let obj = {
  url: /docs/Web
};

// SyntaxError: invalid regular expression flag "W"

文字列を生成する場合、文字列リテラルを生成するためには単一引用符、または二重引用符を追加します。

js
let obj = {
  url: "/docs/Web",
};

有効な正規表現フラグ

JavaScript で使用できる 6 つの正規表現フラグについては、上述の表を見てください。

js
/foo/g;
/foo/gims;
/foo/uy;

関連情報